ソシオパス日記

反社会派ブログ

今までに出会ったサイコパスたち

なんでかは分からないが、この人間はサイコパスもしくはソシオパスだな、ということが昔から直感的にわかる。そして実は私は彼らと良き友人で、なんなら自分の中ではかなり仲の良い友人たちの部類に入るし、私自身彼らのことが好きだ。実際、彼らも人脈は広いし多くの人に好かれている。ただし多くは顔を作っているだけで、私の前でだけはよく本性を見せてくる。おそらく近しいものがあって私は信頼できるからなのだろう。

ちなみに全員男性である。どいつも共通しているのは女が大好きで、取っ替え引っ替えと女と遊んでいるのと、とにかくスリルが好きで自分からスリルを味わうために危険な場に行ったりするし、それとふとした時にものすごく冷酷だ。多くの人にはそういったマイナスなポイントについては隠し決して教えたり見せたりしないが、私にはこの前は駅で女に話しかけて落としてセックスしただの、警察の目を盗んでやれやらかしただの、様々なことを話してくれる。私も同じようなところがあるので、彼らとは話が合う。ちなみにベンチャー界隈には特に多いので、サイコパスが企業経営者に多いというのはあながち間違っていないように思う。

彼らはとにかく頭がいい。この頭がいいというのは試験の点数が取れるだの数学ができるだのそういうことではなくて、とにかく人を利用するのがうまく、恐ろしく機転が利く。彼らの頭の中では、誰になにをして、どこに何をすればこうなるという方程式がすべて既にできあがっていて、その方程式の中で自分に求められる振る舞いを求められるがままにやる。そうすれば方程式内で登場する自分の役目は終了し、あとは自動的に物事が進んでいく。いわゆるそういった処世術と言うようなものにものすごく強く、常に自分にとって有利な状況を作り出すことができる。

営業のスキルを持ったサイコパスなどはもはや最強だ。私は一度そういった人間と話したことがあったが、スキルなどという言葉では形容しがたい、もはや芸術と言えるほどの説得力のある営業ができる。つまりあちらが何を言えばこちらが何を言い、そしてこちらが言ったことに対してはこう回答する...というように、会話の内容はすべて計算されている。よって、どういった言葉を使うのかという点でかなりセンシティブというか、注意深く言葉を選ぶ。

私は、もっと頭を使ってどうこうすればそういうことはできるのかもしれないが、同時に私はものすごく怠惰な人間なので、自分で会社を起業し経営するなどといった、人生の中でも本当に本気を出して全力で何かをする時以外にはそこまでしようと考えない。ましてや他の誰かが経営している会社で従業員として働くときなどは、そこまでしようともしないという意味で、手を抜いている。会社内での昇進などには興味がないから、と言ってもいい。従業員として昇進して年収が少しあがるよりも、さっさと自分の会社を作って株式を売却した方がよっぽど莫大な金額が手に入るからだ。会社員である限りは誰かに雇われている身で、事業オーナーよりもお金を手に入れることは事業のオーナーが許さない。よって事業のオーナーにならない限り基本的に大きな富は手に入らない。

ちなみに、会社員で本気になれないのならその後もダメだ、という人間もいるがそれは間違っている。株式を持って会社を経営することと、年収をもらって会社に勤めることは180度違うしエネルギーの入れようも全く違う。経営側はいかにして給与を減らすかを考え、勤め人はいかにして給与をあげるかを考える。ベンチャー企業が成功する理由に関しては学術的な調査が何度か行われているが、どれにおいても言えるのはCEO単独の素養は相関性が比較的弱く、事業機会があるのか、経営のチームはどんな人間たちなのか、そしていくら資金調達できたのか....そういった要因の方が相関性が強い。

エリートサラリーマンも起業も経験している私からすれば、サイコパスやソシオパスはどちらでもうまく生きていける人が多いが、どちらかというと起業向けだと思う。成果を出すことに関しては非常に強いし、他人を犠牲にしてでも目標を達成することができるが、成果に関係のないアホらしいことへの対応は得意ではない。成果は数値などで客観的に表現されわかりやすいのに対して人間の感情などはよくわからないので、人間の感情や他人の価値観に関係するようなことになると途端によくわからない。数値やコンピュータープログラムなどに関しては強いが、何かを言ったことで誰かの心が傷つく、みたいなことに関してはめっぽう弱い。大きな組織では政治力や、成果よりも長くオフィスにいることが重要などといった空気があるときがあるので、そう言ったことには対応できずすぐにやめてしまうだろう。

今までに出会ったサイコパスの人たちは多様な職についているが、1つだけ言えるのはどの人も年齢に関係なく独立していることだ。技能を持っていてフリーランス的に働いていて独立していたり、自分で会社を経営していたりする。会社に入って誰かのいいなありになることはあまり得意ではないだろうが、それぞれの技能やスキルは目覚ましいものがある。