ソシオパス日記

反社会派ブログ

「キャリアパス」を考えられない

私のキャリアパスは客観的に見て中〜高階層に位置するものだろう。一流私大を卒業し、誰もが知っている日本のIT大企業で、数年間のあいだ幹部候補生としてマーケッターとして数年勤務したのちに小企業で働き、そのあとに自身でIT企業を創業して資金調達などをしたもののCEO交代のオファーを受けてCEOを退任している。どこにでもいけるとまでは言わないが、そこそこ綺麗な履歴書になっている。

しかしこれは結果的なものであって、自分から計画してこのようにしようとは夢に思わなかった。その時々になんとなくやりたいことや、自身の利益になることを追求した結果こうなっただけだ。また小企業で勤務したとも書いたが、これは6ヶ月程度で辟易してすぐに辞めてしまっているし、とにかくやりたい放題やってきた結果こうなっただけであって計画的にこうなったわけでは全くない。

そもそもキャリアパスというものを考えることが私のような人間にとっては苦手なことだ。そのとき、今この瞬間に面白い、楽しいと思ったことにのめりこむし、のめりこむと止まらないのだが、計画的に今はこうすべきだから今はこの仕事をする、みたいな脳があまり働かない。もっと小さいころからすべて計画的に生きていたとするならば、小学生くらいのときにプログラミングを始めて、コンピューターサイエンスの学士を取ってソフトウェアエンジニアになり、ある程度経歴を積んで自分で会社を創る...そういうようなことをしていたに違いない。なぜなら昨今で莫大な富を創り上げている者の多くが優秀なソフトウェアエンジニアだからだ。

しかし長期的な計画性を持って何かをすることができないので、たとえある仕事が、キャリア的に問題があるとしても、退屈だったり自分の利益にならないようなことはすぐに辞めてしまう。そしてそれが時として社会的に問題のある行動をしている、と受け取られやすい。だが、今の時代であと10年後に自分がどうなっているかなんて想像できない時代になっているので、多少問題ではないように認識をしている。

私の周りにいるサイコパスやソシオパスの人間たちに関しては、まちまちだ。ただ1つだけ言えることは、1つの組織に長く勤めているソシオパスやサイコパスはいない。大抵転職を繰り返しているか、自分の会社を持っているか、フリーランスをしているか、といった具合だ。どいつも頭が切れるので、お金に関しては問題がなく、どいつも自分の好きなことに熱中して働いている。だいたい自分の人生では自分はこうしよう、というのを決めているが細かいことは流れに任せていると言ってもいい。

だいたい、1つのことをやってみてダメだったらこっち、というように軌道修正できない社会システムに問題があるように思うが。